「戒は仏法の大地なり」
仏教徒としてのよき習慣を戒(かい) といいます。
私たちには「歯を磨く」「挨拶をする」など様々な習慣があります。
もし仮に「ウソをつく」ことを習慣にしている人がいれば、その人は周りから信用されなくなり、決して幸せにはなれないでしょう。
「目が合った人に暴力を振るう」ことを習慣にしている人の周りには、人は寄ってこず、その人は孤立してしまうことでしょう。
私たちは「幸せになりたい」と思い、自分の欲することを行っているのに、なぜかうまくいかないことが多いのではないでしょうか?
「周りの人は幸せそうなのに、なぜ私だけ・・・」と寂しい思いをすることもあるかもしれません。もしかしたら、その原因は、知らず知らずに行っている私自身の行い、習慣にあるのかもしれません。
お釈迦さまの時代から、仏教徒は必ず仏教徒としての良き習慣である「戒」を授 けられて、戒で説かれる内容と、自分の行いを照らし合わせて生活してきました。