向かって右に善導大師(ぜんどうだいし)、
向かって左に法然上人をお祀りします。
そして善導大師(ぜんどうだいし)を高祖(こうそ)、
法然上人を元祖(がんそ)として敬います。
善導大師(613-681)は中国唐の時代に浄土宗のお念仏の教えを
完成された方です。
善導大師の著作は「五部九巻(ごぶくかん)」と呼ばれ、
『観経疏(かんぎょうしょ)』四巻、
『観念法門(かんねんほうもん)』一巻、
『往生礼讃(おうじょうらいさん)』一巻、
『法事讃(ほうじさん)』二巻、『般舟讃(はんじゅさん)』一巻
がそれに当たります。
その中『往生礼讃(おうじょうらいさん)』に今回の写経テーマである
「発願文(ほつがんもん)」が含まれます。
「発願文(ほつがんもん)」というだけあって、
内容は善導大師の「二つの発願(ほつがん)」です。
一つは「命尽きたらすぐに極楽浄土へ往きたい!」
という発願(ほつがん)です。
もう一つは「極楽浄土へ往ったら、
すぐにこの娑婆世界(しゃばせかい)に戻ってきて、
苦しむ人たちを救いたい!」という発願(ほつがん)です。
ここに出る「六神通(ろくじんづう)」につきましては、
後日「所求・所帰・去行(しょぐ・しょき・こぎょう)」という
シリーズでお伝えします。
さて、今回もお手本は法輪寺で毎月習字をご指南くださる
京都伏見光照寺ご住職、池上良賢上人に揮毫いただきました。
「習字を習いたい」という方は法輪寺までお問い合わせください。
お手本はこちらから
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