2020年8月10日月曜日

所求・所帰・去行㉖(人の死に様)

念仏を称えるといっても、息を引き取るギリギリまで

 

お念仏を称え続けることは現実には殆どできません。

 

昏睡状態であることも多いでしょう。

 

あるいは晩年は認知症になったり、

 

脳梗塞により、意識不明のまま数年過ごす、

 

ということも珍しいことではないでしょう。

 

私たち自身の命もいつどうなるかは誰にもわかりません。

 

「念仏を称える者を阿弥陀さまがお救いくださる」

 

ことに間違いはないのですから、

 

称えられる時に称えるのです。

 

認知症になることも、脳梗塞になることも

 

誰も望んでなる人はいません。

 

どんな最期であっても、称えられる時に

 

お念仏を称えてきた人を阿弥陀さまがお見捨てになる

 

はずがないではないですか。

 

死に様は人それぞれ。

 

それよりも、どうか「今お念仏を」称えましょう。