法然上人は
「衆生(しゅじょう)仏(ほとけ)を礼(らい)すれば、
仏(ほとけ)これを見給う。
衆生(しゅじょう)仏(ほとけ)を唱うれば、
仏(ほとけ)これを聞き給う。
衆生(しゅじょう)仏(ほとけ)を念ずれば、
仏(ほとけ)も衆生(しゅじょう)を念じ給う」
と仰います。
「私たちが仏さまに礼拝し、
身体で敬いを表せば仏さまも私たちの姿をご覧くださる。
私たちが念仏を称えれば、
仏さまはその声をお聞きくださる。
私たちが仏さまのことを思った時、
仏さまもこちらのことを思ってくださる」
また数珠を繰って念仏を称えておれば、
「おうおう、唱えてくれておるか」
とご覧くださりお聞き下さり、
また「念仏申そう」と思えば
「おう、唱えようとしてくれておるなあ」
とお喜び下さるのです。
ありがたいことです。
身体で礼拝したり、数珠を繰る。
口では南無阿弥陀仏と称え、
心で「阿弥陀さま!」と思う。
身体と口と心すべてを阿弥陀さまと
極楽へ向けることができれば有り難いですね。