「日課誓約(にっかせいやく)」という作法があります。
「毎日の日課に、お念仏を○○遍称えます」と
仏さまの前で誓うことです。
五重相伝(ごじゅうそうでん)という、
浄土宗信徒にお念仏のみ教えを「五つ重ねにして」
お伝えする法要があります。
その五重相伝(ごじゅうそうでん)を
受けた方には、たとえば日課「300遍」や「500遍」
毎日称えることを本尊さまの前で誓っていただきます。
「一日300遍なんて、とても無理!」と
思われるかもしれませんが、
実際にやり始めると、
大したことではないことがわかります。
300遍称えるのには5分もかかりません。
何よりも、毎日唱えていたら癖になります。
癖になれば、しめたものです。
歯を磨いたり、洗顔を忘れることがないように、
お念仏を称えないと、物足りなくなります。
日課誓約は最低限の数ですから、
それ以上、それ以上と毎日続けていただきたいのです。
毎日毎日念仏を続けていく。
これが無間修(むけんじゅ)です。