本文
「証のために両手印(りょうしゅいん)をもってす」
現代語訳
「証明のために両手の印を押します」
法然上人がご臨終間際に源智(げんち)上人に
授けられたと伝わる『一枚起請文(いちまいきしょうもん)』は
大本山金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)に
所蔵されています。
「証(しょう)のために
両手印(りょうしゅいん)を以てす」とありますように
内容に、偽りがない証明のために、
法然上人の両手形が、本文の上に押されており、
今もうっすらと見ることができます。
その手のひらの大きさから、
法然上人は現代人に比べて、
かなり小柄な方であったことがわかります。
金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)に所蔵されている
『一枚起請文(いちまいきしょうもん)』は、
毎年4月に勤める法然上人のお年忌法要である
「御忌(ぎょき)法要」の際に、
披露されますので、是非一度お参りください。