極楽へ往生したいならば、
ただ阿弥陀さまの本願を信じて
声に出してお念仏をお称えするだけです。
決して難しいことではありません。
誰もができる行なのです。
誰もができる行でありながら、
極楽行き最も勝れた行なのです。
京都伏見光照寺住職
池上良賢上人筆
『仏説無量寿経』
極楽の主である阿弥陀さまが
「念仏称える者を救う」と約束されたわけですから。
すべてのご修行の功徳が収まっているのですから。
誰もができる行をご用意下さったのは、
阿弥陀様のお慈悲によるものです。
平等のお慈悲です。
すべての者を救ってやりたいと
お慈悲を注いで下さっているのです。
私達を救うために法蔵菩薩さまは
髪の毛が伸びきってしまうほど悩んで下さいました。
それを裏返せば、そのぐらい私達は
救われがたい存在であるということです。
その救われがたい私達を救ってやろうと、
一切の差別なしにお慈悲を
注いで下さっているのです。