2020年11月7日土曜日

一紙小消息(いっしこしょうそく)⑲随順仏意(ずいじゅんぶっち)

「六方の諸仏は、悦ばしきかな、


我が証誠(しょうじょう)を信じて、


不退(ふたい)の浄土に生まると悦び給うらんと」

 

『阿弥陀経』の後半は、東・南・西・北・下・上に

 

おられる無数の仏さま方が、

 

「阿弥陀さまの不可思議な功徳(くどく)」を

 

繰り返し褒め讃えておられます。

 

そして、その六方におられる無数の仏さま方が、

 

太鼓判を押されたお念仏の教えによって、

 

人々が二度と苦しみの世界に後戻りすることがない

 

「不退(ふたい)の浄土」に生まれることを

 

お悦びくださっている、というのです。

 

よって「お念仏を称える」ことは、

 

「六方の諸仏の御心に随った行為」、

 

「随順仏意(ずいじゅんぶっち)」だといえます。

 

このように、「お念仏を称えること」は、

 

1,阿弥陀仏の願に随った行為、

 

「随順仏願(ずいじゅんぶつがん)」

 

2,お釈迦さまの教えに随った行為、

 

「随順仏教(ずいじゅんぶっきょう)」

 

3,六方の諸仏の御心に随った行為、

 

「随順仏意(ずいじゅんぶっち)」

 

とまとめることができます。

 

弥陀(みだ)の願・釈迦(しゃか)の教え・

 

諸仏(しょぶつ)の御心に随う

 

「三随順(さんずいじゅん)」の教えである

 

「お念仏」をしっかりお称えしていきましょう。


 

諸仏証誠

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