「六方の諸仏は、悦ばしきかな、
我が証誠(しょうじょう)を信じて、
不退(ふたい)の浄土に生まると悦び給うらんと」
『阿弥陀経』の後半は、東・南・西・北・下・上に
おられる無数の仏さま方が、
「阿弥陀さまの不可思議な功徳(くどく)」を
繰り返し褒め讃えておられます。
そして、その六方におられる無数の仏さま方が、
太鼓判を押されたお念仏の教えによって、
人々が二度と苦しみの世界に後戻りすることがない
「不退(ふたい)の浄土」に生まれることを
お悦びくださっている、というのです。
よって「お念仏を称える」ことは、
「六方の諸仏の御心に随った行為」、
「随順仏意(ずいじゅんぶっち)」だといえます。
このように、「お念仏を称えること」は、
1,阿弥陀仏の願に随った行為、
「随順仏願(ずいじゅんぶつがん)」
2,お釈迦さまの教えに随った行為、
「随順仏教(ずいじゅんぶっきょう)」
3,六方の諸仏の御心に随った行為、
「随順仏意(ずいじゅんぶっち)」
とまとめることができます。
弥陀(みだ)の願・釈迦(しゃか)の教え・
諸仏(しょぶつ)の御心に随う
「三随順(さんずいじゅん)」の教えである
「お念仏」をしっかりお称えしていきましょう。
諸仏証誠