二つ目は、
「私は罪深いから無理でしょ?!」という疑問です。
罪を作りながらも悲しむ心がなく、
反省のない者はいただけませんね。
自分を省みて
「今まで人を傷つけ、自分を傷つけてきた罪深い私」
と自覚している者を救うために
お念仏の教えは説かれています。
それを知らずに、
「私みたいな者は往生できっこない」
と疑ってはなりません。
中国の法照禅師(ほっしょうぜんじ)という方が、
「阿弥陀さまは罪根(ざいこん)深い者を嫌わないのです」
と仰っているので、
「罪根深きをも嫌わじと曰えり」
と書かれているのです。