(本文)
五百の侍女(じにょ)、
阿耨多羅三藐三菩提心
(あのくたらさんみゃくさんぼだいしん)を
発(おこ)して、かの国に生(しょう)ぜんと願ず。
(現代語訳)
また五百人の侍女は、
この上ない完全な覚りを求める心を発(おこ)し、
かの阿弥陀仏の極楽世界に生まれたいと願った。
お釈迦さまから直接、自分にぴったり合う教えを
授かった人たちは多く覚りの境地に
誘(いざな)われました。
韋提希夫人(いだいけぶにん)は
覚りの境地へ導かれ、
侍女たちには覚りを求め「極楽浄土に生まれたい!」
という強い心が生まれました。