2021年4月24日土曜日

真身観文(しんじんがんもん)⑦

 (本文)


身の諸もろの毛孔(もうく)より


光明を演出(えんじゅつ)すること、


須弥山(しゅみせん)のごとし。




(現代語訳)


お身体にある数々の毛穴から、光が放たれるのは


まるで須弥山(しゅみせん)のようです。





(解説)


「お身体の数々の毛穴」というのは、


要するに「全身」を意味します。


全身金色である仏のお身体から、


光を放ち、その光の大きさが


須弥山(しゅみせん)ほどあるというのです。


阿弥陀仏は光明に輝く「光明仏」です。


光明は智慧と慈悲が偉大であることを表します。