(本文)
ただ眉間の白毫(びゃくごう)を観じて、
極めて明了(みょうりょう)ならしめよ。
眉間の白毫(びゃくごう)を見たてまつる者は、
八万四千(はちまんしせん)の相好(そうごう)、
自然(じねん)にまさに現ずべし。
(現代語訳)
ただ眉間にある白毫(びゃくごう)を目の当たりに観て、
それが極めてはっきりとなるようにしなさい。
眉間の白毫(びゃくごう)を観る者には、
八万四千の特徴が、自然に現れるでしょう。
(解説)
阿弥陀さまの相で代表的なのは
「白毫相(びゃくごうそう)」です。
私たちは観法ができませんが、
お仏壇の前に坐り、阿弥陀さまのお顔を
しっかりと拝んでお念仏をお称えしましょう。
お念仏はお仏壇の前でなくとも、
いつでもどこでもどんな時でも称えられます。
お家のお仏壇に祀られている
阿弥陀さまのお顔をしっかりと目に焼き付けておいて、
そのお顔を思い浮かべて、
いつでもどこでもどんな時でも
お念仏を称えましょう。