煩悩に誘惑されながら、フラフラと迷いながらも
お念仏を称えてきて、不安の中臨終を迎えます。
そのいざ臨終のその時には間違いなく
阿弥陀さまがたくさんの菩薩を引き連れて
お迎えくださいます。
「来迎(らいこう)」です。
来迎
https://hourinji.blogspot.com/2020/08/blog-post_27.html
来迎(らいこう)をいただいて、
いよいよ「阿弥陀さまと会える」のです。
直接、目の当たりにお会いできるのです。
そうなれば「阿弥陀さまは本当にいるの?」とか
「極楽なんて本当にあるの?」とか
「本当にお念仏を称えるだけで極楽に往けるの?」などと
疑う余地はありません。
「確たる信」を得ることができるでしょう。
私たちはまだ臨終を迎えていません。
その臨終の時まで念仏の縁を絶ってはならないのです。
ずっとお念仏を続け、「確たる信」を得るべく
信仰を育てていかなくてはなりません。
「二河白道(にがびゃくどう)」の項でもお伝えしたように、
私たちの信仰は甚だ心許ないものです。
二河白道
その僅かな信仰を絶やすことなく育て続けていきましょう。
そのためにはお念仏をずっと続けていく以外にはないのです。