2021年2月5日金曜日

二河白道(にがびゃくどう) ⑬ 白道歩む私 その五

念仏の信仰に目覚めた者だからこそ、


他の宗教や見解の方に何か言われると、


かえって迷いやすいといえます。


しかしそんなことではいけません。


お釈迦さまが浄土三部経を説いてくださり、


私たちに「阿弥陀仏を信じていけよ」と


励まし、後押しをしてくださっています。


阿弥陀さまは「我が名を呼ぶ者を必ず極楽へ迎え取るぞ」と


両手を広げて願ってくださっているのです。


お釈迦さまは「往け!」、阿弥陀さまは「来い!」と


私たちに呼びかけてくださっています。


私達が本気で救いを求めるならば、


「こっちにもこんな教えがある」


「あっちにもこんな教えがある」と


フラついていてはいけません。


それは救いから自らを遠ざけることになります。


阿弥陀さまを信じ、極楽への往生を願い、


念仏しようという者は、


他にどんなことを言われようとも、


どういう誘いや誘惑があったとしても、


脇目もふらずお念仏を称えていきましょう。


8月後半のことば

 8月後半のことば 「生まれる前から忘れん坊」   人はこの世に生まれる前から、すでに忘却を背負っているのだと仏教は説きます。それを「隔生即忘(かくしょうそくもう)」といいます。前世でどのような過ちを犯し、どんな願いを立てたのかさえ忘れてしまい、そしてまた同じような失敗を繰り返し...