2020年11月9日月曜日

一紙小消息(いっしこしょうそく)⑰随順仏願(ずいじゅんぶつがん)

「阿弥陀仏は不取正覚の言を成就して、

 

現に彼の国にましませば、

 

定んで命終の時は来迎し給わん」

 

ここは阿弥陀さまの「目的」と、

 

私たちが「念仏を称える」ことが、

 

しっかりと一致していることを確認するところです。

 

阿弥陀仏が、かつて「法蔵菩薩」であった時、

 

四十八の願を建てられました。

 

そしてその一つ一つに、

 

「この願が達成しなかったら、仏にならない!」

 

と誓われました。

 

その結果、ちゃんとすべての願を達成されて、

 

「阿弥陀仏」という仏になられました。

 

ということは、四十八の願で誓われたことは、

 

すべて実現した、ということになります。

 

四十八願(しじゅうはちがん)の内、

 

第十八願には、

 

「我が名を呼ぶ者すべて我が国(極楽浄土)へ迎え取る」

 

と誓われました。

 


「浄土三部経」

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第十九願では、

 

「念仏を称え、我が国(極楽浄土)へ生まれたい!と

 

願う者の臨終の時には、

 

たくさんの菩薩を引き連れて迎えに行く」

 

と誓っておられます。

 

それらはすべて、すでに実現したことです。

 

ですから、「南無阿弥陀仏」と念仏を称え、

 

「極楽浄土へ往きたい!」と願う者の臨終の際には、

 

間違いなく阿弥陀さまが直々にお迎えくださいます。

 

これは間違いのないことなのです。

 

「お念仏を称える」ことは、阿弥陀仏の願に随った行為、

 

「随順仏願(ずいじゅんぶつがん)」なのです。

 

 

「所求(しょぐ)・所帰(しょき)・去行(こぎょう)」

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