2021年5月28日金曜日

仏説阿弥陀経⑬

(本文)


また舎利弗(しゃりほつ)、彼の仏の国土には、


常に天楽(てんがく)を作(な)す。


黄金を地(じ)とせり。


昼夜六時(ちゅうやろくじ)に


曼陀羅華(まんだらけ)を雨(ふ)らす。






(現代語訳)


〈釈尊から舎利弗(しゃりほつ)に向けてのお言葉のつづき〉


「また舎利弗(しゃりほつ)よ、


阿弥陀仏の国には、いつも素晴らしい


音楽が流れている。


大地は黄金でできている。


そして六時間毎に、曼荼羅の華が降ってくる」





(解説)


極楽ではいつもよい音楽が流れています。


大地は黄金です。


そこに曼荼羅の華が降ってくるのです。


曼荼羅華は、適意華(てきいけ)、如意華(にょいけ)


とも訳され、その香りをかぎ、その色を見る者は


みんな悦びに包まれるといいます。


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