2023年5月15日月曜日

5月後半のことば

 「ため息は命を削るカンナかな」


仏教では人間が苦しみを感じる原因は、欲望や執着にあるとされています。

ため息をつくことも、そのような欲望や執着から生まれるものかもしれません。

ため息をつくことで、自分自身の心身に負担をかけてしまうこともあるのです。

しかし、ため息をつくことが悪いことだというわけではありません。

ため息をつくことで、自分自身の気持ちを整理することができる場合もあります。

ただし、ため息をつくことが習慣化してしまうと、心身に悪影響を与えることがあります。

無意識にため息が出ていることに気づいたらご注意を。


12月後半のことば 自分の罪に気づいたら…

 12月後半のことば 「雪のうちに 仏の御名を称うれば 積もれる罪ぞ やがて消えぬる」     法然上人                    しんしんと降る雪は、一粒はか弱くても、積もれば景色を一変させ、道さえ塞いでしまいます。私たちの心に積もる「罪」も、これに似ています。  ...