11月後半のことば
「危ないのは逆境の時より順境の時」
逆境の時には、我々は注意深く努力し、成長と学びを得ます。
しかし、順境の時、油断の罠が待ち構えています。
仕事が順調な時、自分は失敗しないと安心し、準備を怠ることがあります。
例えば、プロジェクトが順調に進んでいる時に限って、細部の確認を怠り、最終的な品質に問題が生じることもあります。
また、職場での人間関係が良好な時には、同僚の気持ちや意見に無頓着になり、信頼を損なうこともあります。
家庭生活においても、すべてがうまくいっていると安心しがちです。しかし例えば、夫婦関係が順調な時に、日常の小さな感謝の言葉や行動を怠ると、相手に不満を感じさせてしまうことがあるのではないでしょうか。
また、親子関係が良好な時に、子供の変化や悩みに気づかず、後に大きな問題に発展することもあります。
順境の時こそ、慎重さと感謝の心を忘れずに、他者を思いやって過ごさなくてはなりませんね。