街を見物に出かけました。
東の門から出ると、お年寄りを見かけます。
耳は遠く、腰は曲がりまっすぐに歩くこともできません。
シッダールタ王子は家来に尋ねます。
「私もいずれあのようになるのだろうか?」
家来は答えます。
「生きていれば必ずあのように老人になることでしょう。」
シッダールタ王子は「そうか」と肩を落としてお城へ帰ります。
気を取り直して別の日にまた家来を連れて南の門から出ると、
東の門から出ると、お年寄りを見かけます。
耳は遠く、腰は曲がりまっすぐに歩くこともできません。
シッダールタ王子は家来に尋ねます。
「私もいずれあのようになるのだろうか?」
家来は答えます。
「生きていれば必ずあのように老人になることでしょう。」
シッダールタ王子は「そうか」と肩を落としてお城へ帰ります。
気を取り直して別の日にまた家来を連れて南の門から出ると、
病で苦しむ人に遭遇します。
シッダールタ王子は家来に尋ねます。
「私は今健康であるが、あのように苦しむことがあり得るのだろうか?」
家来は答えます。
「はい。長く生きていれば、いつか必ず病になるでしょう。」
「そうか」と肩を落としてシッダールタ王子は城へと帰って行きます。
また別の日に家来を従えて西の門から出ますと、
シッダールタ王子は家来に尋ねます。
「私は今健康であるが、あのように苦しむことがあり得るのだろうか?」
家来は答えます。
「はい。長く生きていれば、いつか必ず病になるでしょう。」
「そうか」と肩を落としてシッダールタ王子は城へと帰って行きます。
また別の日に家来を従えて西の門から出ますと、
今度は葬式の行列に遭遇します。
シッダールタ王子は家来に尋ねます。
「あれは何であるか?」
家来は答えます。
「あれは葬式です。一人の人が死を迎えたのです。」
「人は必ず死を迎えるのであるか?」
「はい。生きている者は必ずいつか死を迎えます。」
「そうか」と肩を落としてシッダールタ王子は
シッダールタ王子は家来に尋ねます。
「あれは何であるか?」
家来は答えます。
「あれは葬式です。一人の人が死を迎えたのです。」
「人は必ず死を迎えるのであるか?」
「はい。生きている者は必ずいつか死を迎えます。」
「そうか」と肩を落としてシッダールタ王子は
城へと帰って行きます。
最後に北の門から出かけた時に、
最後に北の門から出かけた時に、