2020年7月13日月曜日

浄土三部経④(国王)

阿弥陀さま・極楽浄土・お念仏について

説かれたお経が三つあります。

それが『浄土三部経』です。

『浄土三部経』というネーミングは法然上人の命名です。

その内の一つ目が『無量寿経』というお経です。

浄土宗で最もよく読まれるお経『四誓偈』

この『無量寿経』の一部分です。

非常に長いお経です。

ここに「法蔵菩薩」(ほうぞうぼさつ)という方が登場します。

「法蔵菩薩」は浄土宗のご本尊、阿弥陀さまが

仏になる前のお名前です。

キリスト教やイスラム教、ユダヤ教の神さまは、

最初から神さまです。

天地創造の神です。

神さまがこの世を創られたといいます。

でも仏教の仏さまはそうではありません。

修行して悟りを開いて仏になられるのです。

仏になるために修行する方を「菩薩」といいます。

観音菩薩さま、地蔵菩薩さまなど、

菩薩さまはたくさんおられますが、

皆、仏になる前の修行段階の位におられるのです。

阿弥陀さまの修行中のお名前が法蔵菩薩さま。

ですから同じ方です。

悟りを開く前と後で名前が変わるわけです。

法蔵菩薩さまは元々ある国の国王であったといいます。

その国王は、自分の国の者達を幸せにしてやりたいと

色々な政策を立てます。

貧しい者を救ってやりたい、病の者を救ってやりたい。

悩み多き人々を救ってやりたい。

すべての者を救ってやりたいと思うけれども、

国王の力ではすべての者を救うことはできませんでした。


『和訳浄土三部経』
村瀬秀雄訳


仏説阿弥陀経⑦

 (原文) その時、仏、長老舎利弗(ちょうろうしゃりほつ)に 告げたまわく。 これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界有り。 名づけて極楽という。 その土に仏まします、阿弥陀と号したてまつる。 いま現に在(ましま)して説法したまう。 (現代語訳) その時、釈尊は長老の舎利弗(しゃり...