2020年8月19日水曜日

所求・所帰・去行⑰(回向)

「念仏を称えれば極楽へ往けることはわかりました。

 

でも先に亡くなったウチの子は、

 

念仏のことなど知りませんでした。

 

それならば極楽浄土で会えないのではないですか?」

 

とご心配される方もおられるでしょう。

 

そのような方のために仏教では「回向(えこう)」

 

という教えがあります。

 

「念仏の教えを信じる者」が極楽浄土への

 

往生を願って念仏します。

 

その「功徳(くどく)」は「念仏を称えた者」が

 

得られます。

 

「功徳(くどく)」とは、

 

善いことをした人が得るご利益(りやく)です。

 

その「功徳(くどく)」を亡き方のために

 

振り向けることを「回向(えこう)」といいます

 

お念仏を称え、「どうか阿弥陀さま、この功徳を

 

○○(戒名、法名、俗名)に回向します」と

 

声に出してみましょう。

 

僧侶の作法に則ってしようという方には

 

以前動画をつけて記事を上げましたから

 

参考にしてください。


 

https://hourinji.blogspot.com/search/label/%E3%81%8A%E3%81%A4%E3%81%A8%E3%82%81



 

回向を受けた方も阿弥陀仏の救いを受けて

 

必ず極楽浄土へ往生されます。

 

それを願い信じて行うのが残された方の勤めです。

3月後半のことば

生きているうちに人を慈しもう 生きていれば、周りの人との摩擦を避けて通ることはできません。 ただその摩擦は、自分の行動・言動次第で弱められるものもあります。 もし仮にあなたが、常に他人を批判し、自分が正しいと信じて疑わない人であれば、その結果孤独になり、周りの人から避けられるよう...