「念仏を称えれば極楽へ往けることはわかりました。
でも先に亡くなったウチの子は、
念仏のことなど知りませんでした。
それならば極楽浄土で会えないのではないですか?」
とご心配される方もおられるでしょう。
そのような方のために仏教では「回向(えこう)」
という教えがあります。
「念仏の教えを信じる者」が極楽浄土への
往生を願って念仏します。
その「功徳(くどく)」は「念仏を称えた者」が
得られます。
「功徳(くどく)」とは、
善いことをした人が得るご利益(りやく)です。
その「功徳(くどく)」を亡き方のために
振り向けることを「回向(えこう)」といいます。
お念仏を称え、「どうか阿弥陀さま、この功徳を
○○(戒名、法名、俗名)に回向します」と
声に出してみましょう。
僧侶の作法に則ってしようという方には
以前動画をつけて記事を上げましたから
参考にしてください。
https://hourinji.blogspot.com/search/label/%E3%81%8A%E3%81%A4%E3%81%A8%E3%82%81
回向を受けた方も阿弥陀仏の救いを受けて
必ず極楽浄土へ往生されます。
それを願い信じて行うのが残された方の勤めです。