2020年8月11日火曜日

所求・所帰・去行㉕(来迎の体験)

「阿弥陀さまに会いたい!」というのは

 

多くの念仏信者の願いです

 

もちろん極楽浄土へ往ったら間違いなく会えるのですが、

 

それに先んじて、念仏者は臨終来迎の際に会うことが

 

できるのです。

 

私自身はまだ阿弥陀さまに直接お会いしたことは

 

ありませんが、多くの檀信徒の体験を聞き、

 

「間違いないこと」と確信しています。

 

Uさんのお父さんは息を引き取る前に

 

「阿弥陀さん、こっちです、こっちです」とおっしゃいました。

 

Kさんのおじいさんは

 

「よかった!ほんまに来てくれはったわ」と言って

 

亡くなっていかれました。

 

Hさんは数年前に大病をした際に病床で

 

一度阿弥陀さまのお姿をご覧になってから

 

念仏により一層精進されました。

 

幸い大病から回復されましたが、

 

その後は極楽往生の確信を持たれ、

 

何の疑いもなくお念仏を称え続け、

 

最期は静かに息を引き取られました。

 

Sさんはお若いころから信心深い念仏者でした。

 

お亡くなりなる一週間前に夢の中で

 

どなたかのお迎えを見たのだそうです。

 

翌朝、「昨日、誰か迎えに来てんけどな、

 

阿弥陀さんと違ったんや。

 

お迎えは阿弥陀さんが来てくれはるって

 

法然上人が言うたはるから、まだやな。

 

もうしばらくかかりそうや」

 

とおっしゃっておられたといいます。

 

一週間後の臨終の際には特別何も

 

おっしゃってはいなかったようですが、

 

ご家族は「間違いなく来迎を見てます」

 

と確信されました。

 

私も「Sさんの来迎に疑いなし」と確信しています。

 

このような立派な最期を迎えた方のご家族は

 

悲しむ中にも極楽往生を確信され、

 

浄土での再会を願うことができます。

 

かといって、このような最期を迎える方は稀です。

 

厳しい最期を迎えることの方が多いはずです。

 

それならば、見送る方がしっかりとお念仏を称えて

 

お送りすることです。

 

また、先にも申しましたように、

 

ずっと後に気づいたとしても、

 

いつであっても遅くはありませんから

 

残った人が亡き人のためにお念仏を称えて

 

差し上げてください。

仏説阿弥陀経①

 釈尊が説かれた多くの経典の中で、 浄土宗は『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の 三経典を所依(しょえ)の経典として大切にします。 この三経典を法然上人は 『浄土三部経』と名づけられました。 これらの概要は先にこのブログ内で上げています。 「浄土宗の教え第1部 浄土三部経」 ...