2020年9月26日土曜日

浄土宗のおつとめ⑱(本誓偈〈ほんぜいげ)その一)

(本文)

弥陀本誓願(みだほんせいがん)

  

極楽之要門(ごくらくしようもん)

  

定散等回向(じょうさんとうえこう)

  

速証無生身(そくしょうむしょうしん)

 

 

(書き下し)

 

弥陀の本誓願は 極楽の要門なり

 

定散等しく回向して、 速やかに無生身を証せん

 

(現代語訳)

 

阿弥陀仏の本願は、極楽浄土へ往生するための

 

要となる教えです。

 

心を集中して行う修行、散り乱れる心のままに

 

行う修行、様々な修行の功徳をすべて

 

極楽浄土への往生のために振り向けて

 

いずれ往生した後に、

 

速やかに覚りを得られますように。

10月前半のことば

10月前半のことば 「我が心 鏡にうつるものならば          さぞや姿の 醜くかるらん」   社会人は人前に出るとき、まず身だしなみを整えます。髪を撫で、靴を磨き、服の皺を直す。それは相手に不快感を与えぬための礼儀であり、社会という舞台に上がるための衣装でもあります。しか...