2020年10月17日土曜日

四誓偈(しせいげ)⑧

(本文) 

 功祚成満足(くそじょうまんぞく) 

 威曜朗十方(いようろうじっぽう) 

 日月戢重暉(にちがつしゅうじゅうき) 

 天光隠不現(てんこうおんぷげん) 


 (書き下し) 

 功祚満足することを成じて 

威曜十方に朗らかなり  

 日月重暉を戢(おさ)め 

天光も隠れて現ぜず 


 (現代語訳)

 仏の功徳は完成して、その功徳を表す光は 

 あらゆる方向へといきわたります。 

 その光があまりに明るいので、

太陽も月も そのなりをひそめて、

天界の光さえも 隠れてしまうほどです。 




 世自在王仏(せじざいおうぶつ)は 

 仏としての修行を完全に達成されたので、

 自らはあらゆる苦しみ迷いから解き放たれて おられます。  

そして人々を救うためにあらゆるところを照らして くださいます。 

「自らのために」することを「自利(じり)」といい、 

「他者のために」することを「利他(りた)」といいます。

 その理想の姿が描かれています。

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