五種正行(ごしゅしょうぎょう)の
四つ目は「口称正行(くしょうしょうぎょう)」です。
南無阿弥陀仏と称えること。
もちろんこの「口称正行(くしょうしょうぎょう)」
が中心です。
このことについては何より大事ですから、
後に詳しくお話しします。
五つ目は
「讃歎供養正行(さんだんくようしょうぎょう)」です。
「讃歎(さんだん)」と「供養(くよう)」を
分けると、「五種正行(ごしゅしょうぎょう)」は
六つに分かれて「六種正行(ろくしゅしょうぎょう)と
なります。
まず「讃歎(さんだん)は、「誉め讃えること」です。
「阿弥陀さまという方は素晴らしい方です」
と誉め讃えます。
「ご詠歌(えいか)」をご存じでしょうか。
仏さまを讃える仏教の歌です。
キリスト教では「賛美歌」によって、
神さまを讃えているのと同様です。
また、浄土宗で唱える「おつとめ」に
「礼讃(らいさん)」があります。
「礼拝(らいはい)し、讃える」から
「礼讃(らいさん)」とといいます。
よく法事などでお唱えする
「三尊礼(さんぞんらい)」も
「礼讃(らいさん)」です。
「弥陀身色如金山(みだしんじきにょこんせん)」
つまり「阿弥陀さまのお身体は金の山のようだ。」
と阿弥陀さまを讃えています。