2021年1月4日月曜日

四修(ししゅ)⑦ 恭敬修(くぎょうしゅ)その六

 仏教徒同士、念仏者同士敬い合いましょう。

 

他人が念仏する姿を見て、

 

「かっこつけて」などとひがんではいけません。

 

他人が善いことをしていたら、心から喜びましょう。

 

「人を敬う」ということは、

 

簡単でありながら実は難しいことです。

 

私たちはすぐに人と比べて

 

「勝ち負け」「損得」の判断をしてしまいます。

 

仏教には「随喜(ずいき)」という言葉があります。

 

「他人がよいことをしていたら心から喜ぶ」ことです。

 

人間は隣に蔵が建つと喜ばず、妬みます。

 

そうではなく、他人の善い行為を喜ぶのです。

 

そうやって念仏者はお互いを敬い合いましょう。

 

以上、「三宝(さんぼう)を身体で敬い、言葉で敬い、心で敬う」。

 

これが恭敬修(くぎょうしゅ)です。

4月前半のことば

 4月前半のことば 「受け難き人身を受けて」   この言葉は、浄土宗の開祖・法然上人の御法語「一紙小消息」の一節です。私たちがこうして人間として生を受けていることの尊さを改めて感じさせられます。  人として生まれることは、決して当たり前のことではありません。生物学的に見ても、1億...