みなさんの周りに、
いつでも「なむあみだぶ なむあみだぶ」と称える
おばあさんやおじいさんはおられませんでしたか?
「念仏おじいさん」や「念仏おばあさん」です。
私の祖母がそういう人でした。
他にもたくさんそういう方を知っています。
あの方たちは、尋常行儀(じんじょうぎょうぎ)を
実践しておられるのです。
いつでもどこでもどんなときでも
称えることができるのがお念仏の大きな特長です。
他にも色んな仏道修行がありますが、
どれも時や場所を選びます。
心を鎮める修行には静かな山の中が適しているでしょう。
お念仏は歩きながらでも立ち止まっていても、
座ってても寝転んでいても、
いつでもどこでもどんな時でも称えることができます。
現代において、かつて私が接したような、
いつでもお念仏を称えている人は絶滅寸前です。
「いつでもお念仏を称える人が周りにいませんでした?」
と尋ねると、少し前までは「いたいた!」という反応を
よくいただいたのですが、
最近は「さあ?そんな人知りません」と
言われることが増えてきました。
どうかみなさんがお念仏を実践してください。
「念仏おじいさん」「念仏おばあさん」
「念仏おじさん」「念仏おばさん」になりましょう。
そしてお子さんやお孫さん、若い方に
そのお姿を見せてください。