2021年1月20日水曜日

三種行儀(さんしゅぎょうぎ)⑫ 別時行儀(べつじぎょうぎ)その二

法輪寺では年に二度、春と秋の気候がよいときに


昼の2時から夜の10時まで御念仏を唱える


「念仏会(ねんぶつえ)」という法要を勤めています。


残念ながらコロナ禍により、


昨年の二回は中止を余儀なくされました。


状況が好転しましたら、再開いたします。


「念仏会(ねんぶつえ)」全体の時間は8時間ですが、


2時からと6時からそれぞれ1時間ずつ


お説教をお聴きいただく時間がありますので、


実質は6時間です。


お越しになる方はご都合のよい時間にお越しになり、


続けたい人は最後までおられますし、


ご用事のある方は途中でお帰りになります。


ご用事がなくても、それぞれの体力や気力に応じて


自分にとって心地のよい時間、


お念仏を唱えて過ごされます。


ただし、私の経験上申しますと、


最初の2時間ぐらいはしんどく感じます。


眠たくなってきたり、周りが気になったり、


「まだこれだけしか時間が経っていないのか」


などと心が揺れます。


でもそれを越すと、不思議にとても心地よくなってきます。


「いくらでも続くんじゃないか」と思うほどに、


止めたくなくなってきます。


照明は本尊阿弥陀さまの元だけですので、


日が暮れますと、周りが見えなくなってきます。


そうしますと周りが気にならなくなります。


阿弥陀さまと私が、


差し向かいにならせていただきます。


これが何ともありがたいのです。


お檀家さんでも、この感覚を知っている人は


日が暮れた時間に合わせてお越しになります。


阿弥陀さまと向き合ってお念仏を唱えていると、


「何とも浅ましい自分だなあ」と


涙が溢れてくることもあります。


また「あのお檀家のおじいちゃんも、


おばあちゃんも極楽で阿弥陀様の元で


楽しくお過ごしなんだろうな」


などと感じられて嬉しい気持ちになります。


「極楽へ往きたいなあ」という気持ちが


盛り上がってくるのです。


別時にはこのような効果があります。


仏説阿弥陀経⑪

 (本文) 四辺(しへん)に階道(かいどう)あり。 金(こん)・銀(ごん)・瑠璃(るり)・ 玻璃(はり)をもって合成(ごうじょう)せり。 上(ほとり)に楼閣(ろうかく)有り。 また金(こん)・銀(ごん)・瑠璃(るり)・ 玻璃(はり)・硨磲(しゃこ)・ 赤珠(しゃくしゅ)・碼碯(め...