2021年2月9日火曜日

二河白道(にがびゃくどう) ⑨ 白道 を歩む私 その一

白道(びゃくどう)を歩む旅人は、「今現在の私」です。


他人の発する言葉に反応し、喜んだり落ち込んだり、


自信を持ったり不安に陥るなど、


自分の感情に振り回されて、人生を歩んできました。


その私がつい最近、お念仏の教えと出会ったのです。


ただ、お念仏の教えと出会っても、


それですぐそのまま苦しみが無くなる


わけではありません。


だから身辺にトラブルが起こると、


「極楽浄土へ往こう!」という気持ちが


シュンと失せてしまうのです。


その私の弱い「極楽往生を願う心」を表すのが


わずか四五寸の幅しかない白道(びゃくどう)です。


白道(びゃくどう)の幅の細さは、


すなわち私たちの「極楽往生を願う心」の


弱さを表すのです。


阿弥陀さまの本願の力はとても強いのですが、


私たちの「極楽往生を願う心」は


とても弱く頼りないものです。


5月後半のことば 「与うる者に功徳は増す」

 5月後半のことば 与うる者に功徳(くどく)は増す  「他者に何かを与えると、自分に良い報いが返ってくる」仏教には、そんな教えがあります。  私たちはつい「少しでも得をしたい」と考えがちです。仏教ではこのむさぼる心を「貪(とん)」と呼び、人を苦しめる煩悩の一つと捉えます。  「家...