2021年2月8日月曜日

二河白道(にがびゃくどう) ⑩ 白道を歩む私 その二

念仏を称えていても、「欲しい欲しい」という


欲張りな心は起こります。


欲が過ぎれば念仏どころでは


なくなってしまいます。


それが旅人の右側、水の河です。


水の河は貪りの心を表します。


貪瞋痴(とんじんち)の貪です。


また念仏を称えていても、


自分の思い通りにならなくなると腹が立ちます。


腹が立って腹が立って腸が煮えくりかえると


念仏どころではなくなります。


それが旅人の左側、火の河です。


火の河は瞋りの心を表します。


貪瞋痴(とんじんち)の瞋です。



貪について

https://hourinji.blogspot.com/2020/08/blog-post_16.html


瞋と痴について

https://hourinji.blogspot.com/2020/08/blog-post_17.html


7月前半のことば

 7月前半のことば 「煩悩があるままに南無阿弥陀仏」    私たちは皆、怒ったり、欲しがったり、迷ったり、不安になったりしながら生きています。「もっと立派な人間にならなくては」と思っても、心はなかなか言うことを聞いてくれません。欲を捨てようとしても、怒りがこみあげてくる。思い通り...