2021年4月22日木曜日

真身観文(しんじんがんもん)⑨

(本文)


一一の化仏(けぶつ)に、また衆多(しゅた)


無数(むしゅ)の化菩薩(けぼさつ)あって、


もって侍者(じしゃ)とせり。




(現代語訳)


それぞれの化仏には、また無数の化菩薩が侍者として


仕えておられます。




(解説)


化仏(けぶつ)とは、仏さまが人々を救うために


神通力(じんつうりき)を使って、我々の前に


現れてくださる身をいいます。


そのお姿が仏さまであれば「化仏(けぶつ)」、


菩薩さまであれば「化菩薩(けぼさつ)」というわけです。


大きな仏像の光背(こうはい)や冠に


たくさんの小さな仏さまや菩薩さまがおられるのを


ご覧になった方もあることでしょう。


あの小さな仏さまは化仏、菩薩さまは化菩薩なのです。


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