2021年4月14日水曜日

真身観文(しんじんがんもん)⑰

 (本文)


無量寿仏(むりょうじゅぶつ)を観ぜん者は、


一の相好(そうごう)より入(い)れ。 




(現代語訳)


阿弥陀仏を目の当たりに観ようとする者は、


一つの特徴から始めなさい。




(解説)


阿弥陀さまのお姿を観たいと思っても、


八万四千の相好(そうごう)を


すべて観ることは相当な困難を要することでしょう。


ですから、まずは一つの相からチャレンジしましょう、


ということなのです。


何事も「千里の道も一歩から」です。


12月後半のことば 自分の罪に気づいたら…

 12月後半のことば 「雪のうちに 仏の御名を称うれば 積もれる罪ぞ やがて消えぬる」     法然上人                    しんしんと降る雪は、一粒はか弱くても、積もれば景色を一変させ、道さえ塞いでしまいます。私たちの心に積もる「罪」も、これに似ています。  ...