(本文)
ならびに諸もろの菩薩摩訶薩(ぼさつまかさつ)あり。
文殊師利法王子(もんじゅしりほうおうじ)、
阿逸多菩薩(あいったぼさつ)、
乾陀訶提菩薩(けんだかだいぼさつ)、
常精進菩薩(じょうしょうじんぼさつ)、
かくの如きらの諸もろの大菩薩、
及び釈提桓因等(しゃくだいかんにんとう)の
無量の諸天(しょてん)大衆(だいしゅ)と
倶(とも)なりき。
(現代語訳)
さらに多くの菩薩たちがおられた。
文殊師利法王子(もんじゅしりほうおうじ)、
阿逸多菩薩(あいったぼさつ)、
乾陀訶提菩薩(けんだかだいぼさつ)、
常精進菩薩(じょうしょうじんぼさつ)などの
菩薩たちがおられ、そして帝釈天などの
数え切れないほど多くの神々とも
ご一緒であった。
(解説)
阿羅漢(あらかん)の他に、
多くの菩薩(ぼさつ)や天の神々が
そこに列席して、釈尊の言葉に耳を傾けておられました。
菩薩(ぼさつ)とは、自らの覚りを目指すと共に
人々を救おうとする方です。