2023年8月14日月曜日

8月後半のことば

 

すべてはうつりかわるもの

 

この世界には永遠に変わらないものはなく、

すべてが時とともに変化していきます。


私たちは、この変化に執着したり、

抵抗することで苦しみを生み出してしまいます。


ずっと若くいつづけることはできないのに、

老いを嫌い苦しみます。


健康で居続けることはできないのに、

病気を受け入れることを拒みます。


生き続けることはできないのに、

死を恐れるのです。


ただ、それは頭では理解できても、

受け入れられないのが現実です。


そういう人を仏教では「凡夫(ぼんぶ)」といいます。


仏教の中でもとりわけ「浄土」の教えは、

凡夫のために説かれた教えです。


それは

「死の向こう側に阿弥陀仏の極楽浄土があるから、

そこにいつか行くことを願って、

南無阿弥陀仏と唱えてこの世を生き抜こう」

という教えです。


老病死のその先に、本当の幸せの世界がある。


それを信じて日々南無阿弥陀仏と唱えましょう。

12月後半のことば 自分の罪に気づいたら…

 12月後半のことば 「雪のうちに 仏の御名を称うれば 積もれる罪ぞ やがて消えぬる」     法然上人                    しんしんと降る雪は、一粒はか弱くても、積もれば景色を一変させ、道さえ塞いでしまいます。私たちの心に積もる「罪」も、これに似ています。  ...