2023年8月30日水曜日

9月前半のことば

どんな日もかけがえのない一日


仏教では「人生は苦である」と説きます。

しかし、それは悲観的な見方ではありません。

むしろ、苦を乗り越えて幸せになる方法を示しているのです。

苦の原因を私たちは外部に求めて「○○のせい」としたいところですが、仏教ではそうは説きません。

苦の原因は私自身の「心の歪み(煩悩)」にあると説くのです。

苦から解放されるためには、まずは自分の心をよく観察し

「自己中心的な考え方になっていないか?」と自問自答することが大切です。

自己中心的な煩悩で膨らんだ見方では、毎日を「どんな日もかけがえのない一日」と捉えることはできないでしょう。

仏教の教えは、私たちに生き方のヒントを与えてくれます。

「どんな日もかけがえのない一日」と感じられるように、仏教の教えを実践してみましょう。

5月前半のことば

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