2020年7月2日木曜日

浄土三部経⑮(出世の本懐)

韋提希夫人(いだいけぶにん)へ教えを説き終えた

お釈迦さまはお弟子の阿難尊者に、

お念仏のみ教えをずっと後まで伝えてくれよ、

そうしないと後の人々は救われないぞと説かれます。

このことを「念仏付属(ねんぶつふぞく)」といいます。






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お釈迦さまは「色んな人」がいる、

そのそれぞれに合わせて多くの教えを説かれました。

このように人の能力に合わせて教えを説くことを

浄土三部経①にも書きましたが


「対機説法(たいきせっぽう)」といいます。

しかしそれでも漏れる人がいます。

能力が高い人だけを対象にしていると、

救われない人が大勢でてきます。

念仏は「すべての人」が対象です。

「すべての人々を救ってやりたい」と願われて

お念仏のみ教えを説かれました。

「すべての人々を救いたい」という

お釈迦さまの思いを実現できるのは

「南無阿弥陀仏」のお念仏のみ教えだけだったのです。

そういう意味から、お念仏は

お釈迦さまがこの世に現れた一番の目的だと言われます。

お釈迦さまがこの世に現れた

「本懐(ほんがい)」だと言われます。

「出世の本懐(しゅっせのほんがい)」です。

仏説阿弥陀経⑦

 (原文) その時、仏、長老舎利弗(ちょうろうしゃりほつ)に 告げたまわく。 これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界有り。 名づけて極楽という。 その土に仏まします、阿弥陀と号したてまつる。 いま現に在(ましま)して説法したまう。 (現代語訳) その時、釈尊は長老の舎利弗(しゃり...