2020年7月24日金曜日

念仏と出会うということ②(地獄・餓鬼・畜生)

「地獄」とは、苦しみしかない世界です。

人間の世界は楽しみもあるでしょう。

しかし地獄は苦しみしかないのです。

「餓鬼」とは、飢えに苦しみ続ける世界です。

絶えずお腹が減って仕方がないのですが、

食べ物を食べようとすると

それが火に変わって、肌を焦がします。

いつも喉が渇いているのですが、

飲み物を飲もうとするとそれが

熱湯に変わってやけどをしてしまうのです。

いつもお腹が減っていて、

目の前に食べ物があるのに食べることが

できない世界が餓鬼の世界です。

我々の目には見えませんが、そのような「餓鬼」が

そこらじゅうにいるというのです。

そのような「餓鬼」に食べ物や飲み物を施し、

彼らの仏縁を結んで供養する法要を「施餓鬼」(せがき)

といいます。

施餓鬼法要ではこの「餓鬼」に施したことによって

得られる功徳をすでに極楽浄土におられる

自分の大切な方のために回向(振り向ける)ために、

「塔婆回向」をしています。

「畜生」は動物の世界です。

野生の動物は一瞬一瞬が死と隣り合わせです。

いつなんどき襲われるかわかりません。

家畜は人に食べられるためだけに生かされ、

小屋に詰め込まれてエサを与えられます。

そして食べ頃になったら殺されます。

ペットは自由を奪われて、

飼い主のコントロール下で一生を過ごします。

この地獄、餓鬼、畜生の三つが、

六道の中でも特に辛い世界なので、

これを「三悪道」といいます。

三悪道は「三途」ともいいます。

「三途の川」というのを聞かれたことはありませんか。

あれは三悪道へ渡る川なのです。

『地獄と極楽』
監修・勝崎裕彦


仏説阿弥陀経⑦

 (原文) その時、仏、長老舎利弗(ちょうろうしゃりほつ)に 告げたまわく。 これより西方、十万億の仏土を過ぎて世界有り。 名づけて極楽という。 その土に仏まします、阿弥陀と号したてまつる。 いま現に在(ましま)して説法したまう。 (現代語訳) その時、釈尊は長老の舎利弗(しゃり...