2020年11月4日水曜日

一紙小消息(いっしこしょうそく)㉒助け給え、阿弥陀仏

「頼みても頼むべきは乃至十念の言。」

 

「南無阿弥陀仏」の「南無」は

 

「助け給え」です。

 

「南無阿弥陀仏」の六文字には、

 

「助け給え」という、私たちの「心の置き所」と、

 

「ただ称えるだけで救う」という

 

「阿弥陀さまのお名前」が具わっています。

 

「乃至十念(ないしじゅうねん)」は

 

阿弥陀仏の四十八願(本願)の中、

 

「第十八願」にある言葉です。

 

「たった十遍しか称えられずに亡くなった者でも」

 

という意味です。

 

善導大師は、これを「たった一遍でも」と同じ意味である、

 

と解説なさっています。

 

私たちはただ「南無阿弥陀仏」と称え、

 

大船に乗った思いで、阿弥陀さまにお任せするだけで良いのです。

 

阿弥陀さまは、私たちが称えるお念仏を、

 

一声も聞き逃すことなく聞いてくださり間違いなくお救いくださるのです。

11月後半のことば

 11月後半のことば 「危ないのは逆境の時より順境の時」 逆境の時には、我々は注意深く努力し、成長と学びを得ます。 しかし、順境の時、油断の罠が待ち構えています。 仕事が順調な時、自分は失敗しないと安心し、準備を怠ることがあります。 例えば、プロジェクトが順調に進んでいる時に限っ...