2021年4月25日日曜日

真身観文(しんじんがんもん)⑥

(本文)


仏眼(ぶつげん)は四大海水(しだいかいすい)のごとし。


青白分明(しょうびゃくふんみょう)なり。




(現代語訳)


阿弥陀仏の眼は、四方にある大きな海のようです。


その瞳の青い部分と白い部分がはっきりと分かれています。




(解説)


次は阿弥陀さまの目の大きさです。


四大海水(しだいかいすい)ほどの大きさです。


四大海水とは、前回出てきた「須弥山(しゅみせん)」の


周りにある四方の海のことです。


とてつもない大きさの目です。


そして瞳は青い部分と白い部分がはっきりと分かれていて、


とても美しく表現されています。


12月後半のことば 自分の罪に気づいたら…

 12月後半のことば 「雪のうちに 仏の御名を称うれば 積もれる罪ぞ やがて消えぬる」     法然上人                    しんしんと降る雪は、一粒はか弱くても、積もれば景色を一変させ、道さえ塞いでしまいます。私たちの心に積もる「罪」も、これに似ています。  ...