2021年4月24日土曜日

真身観文(しんじんがんもん)⑦

 (本文)


身の諸もろの毛孔(もうく)より


光明を演出(えんじゅつ)すること、


須弥山(しゅみせん)のごとし。




(現代語訳)


お身体にある数々の毛穴から、光が放たれるのは


まるで須弥山(しゅみせん)のようです。





(解説)


「お身体の数々の毛穴」というのは、


要するに「全身」を意味します。


全身金色である仏のお身体から、


光を放ち、その光の大きさが


須弥山(しゅみせん)ほどあるというのです。


阿弥陀仏は光明に輝く「光明仏」です。


光明は智慧と慈悲が偉大であることを表します。


9月後半のことば

 9月後半のことば 「多様性 仏の目には 皆凡夫」   近ごろ「多様性」という言葉を耳にしない日はありません。会議でも学校でも、街頭のポスターにすら踊っています。確かに、人は千人いれば千人、百人いれば百人、異なる価値観や性格を持っている。それは事実です。しかし、だからといってその...