2026年7月14日火曜日

7月後半のことば「人の過ちは見やすく、おのれの咎(とが)は見難し」

 7月後半のことば

「人の過ちは見やすく、おのれの咎(とが)は見難し」                           

 

 他人の欠点はすぐ目につくのに、自分の非にはなかなか気づけない。私たちは日頃、無意識に「自分」という物差しで世界を裁いています。

 たとえば、知人の機嫌が悪ければ「冷たい人だ」と憤り、意見が食い違えば「理解してくれない」と不満を募らせる。挨拶がなければ「無視された」と腹を立てる。

 けれど、自らの行動をそっと振り返ってみてください。心に余裕を失い、家族へきつい言葉を投げていませんか。自説を押し通すあまり、友人の発言を遮っていませんか。悩み事に囚われ、近隣の方の声かけを見落としていませんか。

 人間は、他者の振る舞いには厳格な審判を下します。一方で、おのれの言動には理由をつけて正当化してしまう。この偏った視点こそが、私たちを惑わす「煩悩(ぼんのう)」の働きです。

 「自分は自己中心的な存在である」と日常的に意識すること。鏡を見るように自身の姿を省みる習慣こそが、心を調える大切な第一歩となります。

7月後半のことば「人の過ちは見やすく、おのれの咎(とが)は見難し」

 7月後半のことば 「人の過ちは見やすく、おのれの咎(とが)は見難し」                                他人の欠点はすぐ目につくのに、自分の非にはなかなか気づけない。私たちは日頃、無意識に「自分」という物差しで世界を裁いています。  たとえば、知人...