2021年2月25日木曜日

下品下生(げほんげしょう) ⑬ 得益分(とくやくぶん) その三

(本文)


世尊、悉く皆まさに往生すべし、


かの国に生(しょう)じおわりなば、


諸仏現前三昧(しょぶつげんぜんざんまい)を


得んと記(き)したまう。


無量の諸天は、無上道心(むじょうどうしん)


を発(おこ)す。




(現代語訳)


釈尊は彼女たち一人一人に


「汝らはかの極楽世界に必ずや往生するはずだ。


かの極楽世界に往生した後に


諸々のみ仏が目の前にまします境地を得る」


との予言をお与えになった。


また会座に連なった無量の天界の神々は


無上道心(むじょうどうしん)を


発(おこ)したのである。






釈尊に「極楽浄土へ必ず往生して、


間違いなく仏さまに逢えるよ」と


言われたら、どれほど嬉しいことでしょう。


釈尊滅後の修行者たちが、


多く「お釈迦さまに会いたかったなあ」


「お釈迦さまのおられる時代に生まれたかったなあ」


と嘆かれました。


釈尊に直接指導を受けることができれば、


韋提希夫人(いだいけぶにん)や


侍女たちと同じように、「いずれ覚りを開いて成仏できるよ」と


太鼓判をいただくことができたのでしょう。


法然上人は「釈尊のおられる時代に生まれることが


できなかったのは悲しみではあるが、


まだ仏教の教えが残っている時代に生まれたことは


悦ばしいことだ」とおっしゃっています。


私たちは釈尊の時代から遠く遅れて生まれてきましたが、


まだ仏法が残り、しかも「南無阿弥陀仏」と称えるだけで


極楽浄土へ生まれることができる教えを


知ることができました。


そう考えると、私たちも韋提希夫人(いだいけぶにん)や


侍女たちと同じように、悦ぶべき環境にあるのです。


仏説阿弥陀経⑪

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