2021年5月7日金曜日

仏説阿弥陀経㉞

(本文)


舎利弗(しゃりほつ)、


もし善男子(ぜんなんし)・


善女人(ぜんにょにん)あって、


この諸仏所説(しょぶつしょせつ)の名(みな)


及び経の名(な)を聞かん者は、


この諸もろの善男子(ぜんなんし)・


善女人(ぜんにょにん)、


皆(みな)一切諸仏(いっさいしょぶつ)に


共に護念せられて、


皆(みな)阿耨多羅(あのくたら)


三藐三菩提(さんみゃくさんぼだい)を


退転せざることを得(う)。


この故に、舎利弗(しゃりほつ)、


汝等皆、まさに我が語、


及び諸仏の所説をを信受すべし。






(現代語訳)


〈釈尊から舎利弗(しゃりほつ)に向けてのお言葉のつづき〉


「舎利弗(しゃりほつ)よ、


もし善良な男性・女性が、


この諸仏が説かれる阿弥陀仏のお名前、


およびお経の名を聞いたら、


この善良な男性・女性たちは、


みんなすべての仏に一緒に護られて、


みんなこの上なく正しい覚りから、


退転しない境地に達するのである。


そうであるから舎利弗よ、


あなたたちはみんな、私の言葉と


すべての仏が説かれる教えを


素直に信じ受け入れるべきである」






(解説)


釈尊が舎利弗尊者(しゃりほつそんじゃ)に


「舎利弗及び汝らみな」とおっしゃったのは、


舎利弗尊者とその場に連なる仏弟子たちのみならず、


後の世の私たちもその対象に


入れてくださっているからです。


「念仏を称える者は現世はこのように諸仏から


護られ、来世は必ず極楽浄土へ往生する」ことを


「舎利弗及び汝らみな」に対して


「信受(しんじゅ)すべし」とおっしゃているのです。


「信受」とは「素直に信じて受け入れる」ことです。


我々はかくも疑い多き者ですから、


これほどまでに手厚くフォローしてくださっているのです。


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