2021年2月19日金曜日

下品下生(げほんげしょう) ⑲ 流通分(るづうぶん) その六

(本文)


仏(ほとけ)、この語を説きたまう時、


尊者(そんじゃ)目犍連(もっけんれん)・


阿難(あなん)および韋提希(いだいけ)等、


仏(ほとけ)の所説(しょせつ)を聞きたてまつりて、


皆(みな)大いに歓喜(かんぎ)す。




(現代語訳)


釈尊がこの言葉を説き終えると、


目連尊者と私阿難(あなん)


そして韋提希(いだいけ)たちは


釈尊がお説きになったお言葉を聞いて、


誰もがみな大いに歓んだのである。






「この語を説きたまう時」とは、


この念仏を付属して宮中における説法を


終えられた時を示します。


この時左右におられた目連さま、


阿難(あなん)さまはもちろんのこと、


韋提希夫人(いだいけぶにん)と


五百人の侍女たち、その他空中で


説法を聴いている天人に至るまでが


この説法を聴き終わり、みんな大いに


悦ばれたのです。


12月後半のことば 自分の罪に気づいたら…

 12月後半のことば 「雪のうちに 仏の御名を称うれば 積もれる罪ぞ やがて消えぬる」     法然上人                    しんしんと降る雪は、一粒はか弱くても、積もれば景色を一変させ、道さえ塞いでしまいます。私たちの心に積もる「罪」も、これに似ています。  ...