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2020年7月5日日曜日

写経のススメ①(お名号)

お経やご法語、お名号の書写をお勧めしています。


浄土宗の教えは極楽浄土への往生を願って

なむあみだぶつ」と称えるにつきます。

その「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」の六文字を

お名号」といいます。

「阿弥陀仏」という仏さまのお名前だからそう呼ぶのです。

法輪寺にて習字のご指導をお願いしております、

京都伏見光照寺ご住職、池上良賢上人にお手本を書いていただきました。

お名号の字体を変えて、四種書いてくださっています。

①一番右のお名号「先に極楽浄土へ往生された大切な人のために」

両脇には善導大師(ぜんどうだいし)

『往生礼讃』(おうじょうらいさん)のお言葉 

「弥陀世尊(みだせそん)、

本(もと)深重(じんじゅう)の誓願(せいがん)を発(おこ)して、

光明名号(こうみょうみょうごう)をもって

十方(じっぽう)を摂化(せっけ)したまう」から

「光明名号(號) 摂化十方」(こうみょうみょうごう せっけじっぽう)

と書かれています。

「阿弥陀仏の救いの光はあらゆるところに届いています」という意味です。

お名号の下に書かれています

「来迎引接(らいこういんじょう)摂取(せっしゅ)哀愍護念(あいみんごねん)」

という文言は

「阿弥陀さま、どうかお救いとりください、お護りください」

という意味です。

「願往生」とは「極楽浄土へ往生したいと願う」ということ。

この「願往生」の下に、大切な方のお戒名(法名、あるいは俗名でも結構です)

を書いてください。

そして「願主(がんしゅ)」の下にあなたのお名前を書きましょう。

②右から二番目のお名号「先に極楽浄土へ往生された大切な人のために」

①と同じです。

池上上人が字体を変えてくださっています。

行書・楷書どちらでもお好きな字体でお書きください。


③右から三番目のお名号「自分自身を励まして」

お名号の両脇の「光明徧照(こうみょうへんじょう)

十方世界(じっぽうせかい)念仏衆生(ねんぶつしゅじょう)

摂取不捨(せっしゅふしゃ)」というお言葉は、

浄土三部経のうち「観無量寿経」の中阿弥陀仏の特徴が説かれている

「真身観文」の一節です。

「阿弥陀仏の救いの光はあらゆるところを照らしてくださり、

念仏称える人々を必ずすくい取ってくださいます」という意味です。

お名号の下には「生死事大(じょうじじだい)無常迅速(むじょうじんそく)

各宜醒覚(おのおのよろしくせいかくすべし)

慎勿放逸(つつしんでほういつなることなかれ)」と記されています。

この文言は「生死は一大事であり時は移り変わりすぐに過ぎ去っていく。

各人はこのことに目覚めて、無駄に過ごしてはならない」

という厳しい内容です。

ついつい惰性で過ごしてしまいますが、

今この時を大切にして、日々お念仏を称え、

いつ何時この命が尽きようとも、西方極楽浄土へ

迎え取っていただけるのだと信じて過ごしましょう。

自分自身に言い聞かせるようにして書きましょう。

「願主(がんしゅ)」の下にはあなたのお名前をお書きください。


④一番左のお名号「みんなが悦ぶことを願って」

お名号の両脇には「無量寿経」の中、

阿弥陀仏が仏になられる前に誓われた「四誓偈」の一節、

「神力演大光(じんりきえんだいこう)普照無際土(ふしょうむさいど)

消除三垢冥(しょうじょさんくみょう)廣済衆厄難(こうさいしゅうやくなん)」

と書かれています。

「仏は大いなる力をもって救いの光を放ち、

すべての世界を照らして煩悩の闇をやぶり、

多くの災厄にあうものを救いとってくださいます」という意味です。

お名号の下には

「一切災障(いっさいざいしょう)自然消散(じねんしょうさん)

所願如意(しょがんにょい)皆得吉祥(かいとくきっしょう)」

と記されています。

この文言は「あらゆる厄災が自ずと消え去り、

願いが成就して皆が悦びを得ることができますように」

という願いがこもっています。

みんな幸せを願って生きているのに、

人生においては思わぬ厄難に遭ってしまうことも多くあります。

「どうか世界中のみんなが悦んでこの世を生ききることができますように」

と願って書きましょう。

「願主(がんしゅ)」の下にはあなたのお名前をお書きください。


お手本をダウンロードしてはじめましょう。

       ↓

https://drive.google.com/file/d/19hdytWma6Ng1OVbAVLw32cQ5Z4VvCC8q/view?usp=sharing


2020年7月4日土曜日

写経のススメ②(一枚起請文)

法輪寺では法然上人のご命日法要であります「御忌法要(ぎょきほうよう)」の

際に『一枚起請文(いちまいきしょうもん)』の写経をお勧めしています。

浄土宗の「宗祖」でありお念仏の「元祖」である法然上人は

何人かのお弟子に「浄土宗の肝要をまとめた書状」を授けておられました。

法然上人最晩年、ご臨終の二日前には、側近のお弟子である

勢観房源智上人の請いを受け、病床から身を起こして書き記されました。

それが今浄土宗で読まれる『一枚起請文(いちまいきしょうもん)』です。

このことにつきましては「聖光上人のご生涯」で触れましたので下に

リンクを貼っておきます。




この源智上人に授けられた『一枚起請文(いちまいきしょうもん)』原本と

伝えられるものは浄土宗大本山「金戒光明寺」に収められています。

年に一度、毎年四月に行われる御忌法要(ぎょきほうよう)中、

四月二十三日の日中法要(にっちゅうほうよう)にて

開示されます。(令和2年は参拝中止)

このたび、法輪寺にて習字のご指南をお願いしております

京都伏見光照寺ご住職池上良賢上人にお手本を書いていただきました。

皆さんが入手しやすい「半紙」のサイズです。

どうか『一枚起請文』を書写いただき、お念仏のみ教えに触れて

いただきますよう、お勧めいたします。


お手本はここからダウンロードして
ください。
(B4でプリントアウトしてくだい)    
      ↓


2020年7月3日金曜日

写経のススメ③(四誓偈)

先に「浄土三部経」をご紹介しました。

その第一番目に『無量寿経』についてお伝えしました。

阿弥陀仏がまだ仏になられる前、

「法蔵菩薩」であった時に、「世自在王仏」の御前で

四十八の誓いを建てられました。

これを「本願」と申します。

その第十八番目の願を「念仏往生の願」といいます。

我が名を呼ぶ者を救う」というお誓いです。

法蔵菩薩は長い修行の末、四十八の誓いすべてを成就して

阿弥陀仏」となられました。

その阿弥陀仏が「我が名を呼べ」とおっしゃっているのですから、

私たちは「南無阿弥陀仏」と阿弥陀仏の名を呼べばよいのです。

この「阿弥陀仏の名を呼ぶ」ことが「念仏」です。


『無量寿経』中、「四十八願」の直後に登場するのが

今回の写経テーマ「四誓偈」です。

法蔵菩薩が「四十八願」の決意を改めて表明されたところです。

「四誓偈」という名前が示す通り「四つの誓い」が挙げられます。

この四つとは、浄土宗第二祖聖光上人は、

最初の三行と最後の「斯願若剋果 大千應感動 虚空諸天人 當雨珍妙華」

と解説されています。

内容につきまして詳しくはまたいずれブログに上げたいと考えています。

「四誓偈」は最もよく唱えるお経の一つです。

法輪寺でも月参りや棚経、年間法要の多くの場面で

「四誓偈」をお唱えします。

そんな親しみ深い「四誓偈」を写してみましょう。


今回も京都伏見光照寺ご住職の

池上良賢上人にお手本を書いていただきました。





お手本はこちら(ダウンロードしてください)
         ↓






2020年7月2日木曜日

写経のススメ④(発願文)

浄土宗のお仏壇は多く正面に阿弥陀仏、

向かって右に善導大師(ぜんどうだいし)、

向かって左に法然上人をお祀りします。

そして善導大師(ぜんどうだいし)を高祖(こうそ)、

法然上人を元祖(がんそ)として敬います。

善導大師(613-681)は中国唐の時代に浄土宗のお念仏の教えを

完成された方です。


善導大師の著作は「五部九巻(ごぶくかん)」と呼ばれ、

『観経疏(かんぎょうしょ)』四巻、

『観念法門(かんねんほうもん)』一巻、

『往生礼讃(おうじょうらいさん)』一巻、

『法事讃(ほうじさん)』二巻、『般舟讃(はんじゅさん)』一巻

がそれに当たります。

その中『往生礼讃(おうじょうらいさん)』に今回の写経テーマである

「発願文(ほつがんもん)」が含まれます。

「発願文(ほつがんもん)」というだけあって、

内容は善導大師の「二つの発願(ほつがん)」です。

一つは「命尽きたらすぐに極楽浄土へ往きたい!」

という発願(ほつがん)です。

もう一つは「極楽浄土へ往ったら、

すぐにこの娑婆世界(しゃばせかい)に戻ってきて、

苦しむ人たちを救いたい!」という発願(ほつがん)です。

ここに出る「六神通(ろくじんづう)」につきましては、

後日「所求・所帰・去行(しょぐ・しょき・こぎょう)」という

シリーズでお伝えします。


さて、今回もお手本は法輪寺で毎月習字をご指南くださる

京都伏見光照寺ご住職、池上良賢上人に揮毫いただきました。

「習字を習いたい」という方は法輪寺までお問い合わせください。


    お手本はこちらから
   ダウンロードしてください
        ↓


2020年7月1日水曜日

写経のススメ⑤(般若心経)

 今回は『般若心経(はんにゃしんぎょう)』です。


正式には


『仏説摩訶般若波羅蜜多心経(ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう』


といいます。


この有名なお経は、中国唐の時代、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が


漢訳したものです。


国の法を破ってまで、お釈迦さまの教えを求め、


インドへ渡って入手した膨大なお経を自ら訳された、


その中の一つです。


玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)は、『西遊記』の「三蔵法師」の


モデルになった方でもあります。


浄土宗の高祖(こうそ)善導大師(ぜんどうだいし)と


同時代に同じ長安の都で多数の経典を


訳経(やっきょう)されていました。


この『般若心経(はんにゃしんぎょう)』は、


浄土宗ではあまり読む機会がありませんが、


法輪寺では毎年1月28日の「初不動(はつふどう)法要」で、


不動尊前においてお読みいたします。


その「初不動(はつふどう)法要」の際、


信者さんが写経した『般若心経(はんにゃしんぎょう)』を


不動尊に納経(のうきょう)します。


『般若心経(はんにゃしんぎょう)』には、


仏教の「空(くう)思想」が説かれています。


すべての事象は不変の実体をもつものではないので、


あらゆるものごとに執着(しゅうじゃく)してはならない。


執着(しゅうじゃく)を離れて苦しみ悩みから解き放たれる道が


説かれています。


さて、今回もお手本は法輪寺で毎月習字をご指南くださる



京都伏見光照寺ご住職、池上良賢上人に揮毫いただきました。



「習字を習いたい」という方は法輪寺までお問い合わせください。


     お手本はこちら

        ↓





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