2024年2月28日水曜日

3月前半のことば

 3月前半のことば

他人ではなく、自分が何をするかである


自分の行動が自分の結果を生むというのが因果の法則であり、仏教の基本姿勢です。

ですから自分の人生は自分で切り開いていかねばなりません。

それなのに、ともすれば私たちは他人の行動や言動にばかり気を取られてしまいがちです。

他人を変えることはできませんし、他人が行動を変えたら変わるのは他人です。

そうではなく、自分の身体と言葉と心の行動が未来の自分を生んでいくのです。

まずは自分の行動を見つめ直し、自分を磨いて自分の道を歩んでいくことです。

他人を変えようという行動を捨てて、自分の行動に専念する。

これを意識して実践してまいりましょう。


2024年2月14日水曜日

2月後半のことば

 2月後半のことば

「諸行無常」理屈でしかわからない私


「諸行無常」とは、全てのものが変化し、何もかもが一定ではないという仏教の基本的な教えです。

すべてのものは変化するのですから、成長することも進歩することも、そして良き人と出会うことも諸行無常だからこそ起こることなのです。

しかしながら変化というものは、自分に都合のよいことにだけ当てはまるのではありません。

突然大切な人が亡くなったり、自分自身が病気になったり、築き上げたものが一瞬で崩れ去ることをも含みます。

このような厳しい現実が我が身に降りかかった時に、「諸行無常だから受け入れよう」と思うことが果たしてできるでしょうか。

多くの人はそんな時、のたうち回って苦しむのではないでしょうか。

「すべては変化する」という、こんなにわかりやすい教えすら、本当の意味ではわかり得ない者を「凡夫」と呼びます。

阿弥陀仏はそのような凡夫をこそ救い取ってくださいます。

ただ「我が名を呼べば救うぞ」と。

常に変化するこの世を「南無阿弥陀仏」と念仏を称えて生ききろうではありませんか。

11月後半のことば

 11月後半のことば 「危ないのは逆境の時より順境の時」 逆境の時には、我々は注意深く努力し、成長と学びを得ます。 しかし、順境の時、油断の罠が待ち構えています。 仕事が順調な時、自分は失敗しないと安心し、準備を怠ることがあります。 例えば、プロジェクトが順調に進んでいる時に限っ...