2024年9月30日月曜日

10月前半のことば

10月前半のことば

「笑顔に定年はありません」


皆さんは最近、笑うことはありますか?

子供の頃は無邪気に笑ったことも多かったでしょう。

学生の頃には箸が転がっても面白かったという方もあるでしょう。

ところが最近は笑うことがすっかりなくなり、いつも眉間に皺を寄せて、不満ばかりを口にしている、そんなことはありませんか?


阿弥陀仏がかつて修行時代、法蔵菩薩であった頃、人と接するときには常に柔和な表情でやわらいだ笑顔をたたえ、親愛の情を込めたおだやかな言葉でお話しされていたといいます。

このお姿を『無量寿経』というお経には「和顔愛語(わげんあいご)」と表現されています。


人を傷つけるような笑いや、馬鹿にしたような笑い顔は、相手を不快にさせるだけでなく、ひるがえって自分をも悪しき方へ導きます。

しかし、優しい笑顔やいたわりの言葉を口にすると、人を和ませ、自分も幸せな気持ちにさせてくれることでしょう。

笑顔に定年はありませんから、いつからでも何歳からでも実行することができるのです。 

2024年9月14日土曜日

9月後半のことば

 9月後半のことば

「言葉を大事にすると悪口が言えなくなる」


仏教では、悪口は「あっく」と読み、人をあしざまにののしることを指します。

悪口は十悪の一つとして代表的な悪事に含まれていますが、皆さんはその程度のことは誰でもするものだと軽く考えていませんか?

一般的に、悪口とは他人をけなすことを指します。

他人をけなすことは言葉で傷つける攻撃であり、それだけでなく自分の心をも汚し、傷つける悪業となります。

そしてその言葉の行いが、人生を悪い方に向かわせるのです。

言葉は私たちの心の鏡です。

言葉を大切にすることは、自分自身を大切にすることと同じです。

言葉を慎重に選び、優しい言葉を使うことで、私たちの周りには温かい雰囲気が生まれます。

悪口を避けることで、自らの心の平安が保たれ、少しずつ人生が好転していくでしょう。

言葉での行いは、かくも大切なことなのです。

言葉を大事にしましょう。


11月後半のことば

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