「懺悔偈(さんげげ)」の直後に
「十念(じゅうねん)」を称えます。
「十念(じゅうねん)」とは
十遍「南無阿弥陀仏」を称えることです。
一般的に「念」という言葉は「念じる」などというように
「思う」ことを表します。
しかし私たち浄土宗は、
「善導大師(ぜんどうだいし)」と「法然上人」の
お示しにより、「念」=「声」と理解します。
「念は声」なのです。
つまり「十念」は「南無阿弥陀仏」を「声に出して」
十遍称えることをいいます。
「なむあみだぶ」と八遍称え
(途中息が続かなければ四遍で区切るのも可)、
九遍目のみ「なむあみだぶつ」と「つ」まで称え、
十遍目は「なーむあみだぶ」と称えます。
その際には「阿弥陀さまのお顔」を
しっかりと拝んで「どうか阿弥陀さま、
私の心の奥の奥までご覧になってください」
と懺悔(さんげ)する思いでお称えください。