7月前半のことば
「夏は嫌、冬は嫌だと年をとり」
いつも何かに不満を持っている間に、気づけば人生が過ぎてしまいます。それなのに現実の私たちは、日常的に夏には「暑いですなあ。早く涼しくなって欲しいですなあ」と不満を言っていませんか?
冬には「寒いですなあ。早く暖かくなって欲しいですなあ」と不満を言っていないでしょうか。暑くもなく寒くもない快適な時季にでさえ、「ちょうど好い季節ですなあ。でももうすぐ暑くなりますなあ。嫌ですなあ」とまだ来ていない猛暑に対して不満を言ってしまいがちです。
一年中不満を言っていることは、一生不満を言っていることと同義です。
人生は、常に変化する天候のようなものです。夏の暑さや冬の寒さに不満を持つことは、自然な反応かもしれませんが、それに囚われては、人生の美しい瞬間を逃してしまいます。
快適な季節を過ごしているのに、来るべき暑さに思いを馳せ、不満を抱くことは、幸せを見逃すことになりかねません。そして一年中、そして一生を通じて不満を持ち続けることは、自分自身の幸福を見落とすことに他なりません。
天気をコントロールすることはできませんが、私たちの心の持ち方は変えられます。
「雨も良し、晴れも良し」と受け入れ、今この瞬間を肯定的に捉えることで、人生はより豊かなものになるでしょう。そうすれば、「私の一生は満足でした」と心から言える日が来るはずです。