9月前半のことば
どんな日もかけがえのない一日
仏教では「人生は苦である」と説きます。
しかし、それは悲観的な見方ではありません。
むしろ、苦を乗り越えて幸せになる方法を示しているのです。
苦の原因を私たちは外部に求めて「○○のせい」としたいところですが、仏教ではそうは説きません。
苦の原因は私自身の「心の歪み(煩悩)」にあると説くのです。
苦から解放されるためには、まずは自分の心をよく観察し
「自己中心的な考え方になっていないか?」と自問自答することが大切です。
自己中心的な煩悩で膨らんだ見方では、毎日を「どんな日もかけがえのない一日」と捉えることはできないでしょう。
仏教の教えは、私たちに生き方のヒントを与えてくれます。
「どんな日もかけがえのない一日」と感じられるように、仏教の教えを実践してみましょう。